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いつまでも元気で歩こう!

こんにちは、院長の塚原です。

今日は仲秋の名月、少し曇っていますが秋の夜空に明るく輝いています!

先日、駅前を歩いていたところ、自転車に乗ろうとしていた高齢者の方が前のめりに倒れてしまいました。

周りに高校生くらいの男子学生さんがいましたので、一緒におじいさんを起こし、側のブロックの花壇に座っていただきました。

意識はありましたが、ふらつくようでしたので、しばらく座っていただいていると、また、立ち上がって自転車に乗ろうとします。

しかし、自転車を支えることができず、また転びそうになります。

お酒を飲んでいるようではなかったのですが、足元がおぼつかず、歩くのも心配です。

とても自転車を乗ってきたとは思えないのですが、”大丈夫、大丈夫”の一点張りですぐ自転車に乗ろうとするので、近くの交番に連絡して保護していただきました。

高齢者の身体の衰弱、フレイルが問題となっていますが、これはお口の機能の衰弱(オーラルフレイル)が大きく関わっています。

歯がなくなると、しっかりと噛んで栄養を摂ることができず、食べられる柔らかいものはタンパク質やビタミン、ミネラルが少ないため、低栄養となり、だんだんと筋肉が少なくなり、身体衰えていきます。

そうなると、歩くことも大変になるため、あまり動かなくなり、ますます、筋力が弱くなっていきます。

歯がないと会話もうまくできないため、人と話したり、出かけたりすることも面倒くさくなり、引きこもりがちになります。

このおじいさんも歯がほとんどありませんでした。

身体のフレイルを予防するためには、お口の健康を整え、保つことが重要です。

自分の歯がなくなっても大丈夫です。入れ歯やブリッジ、インプラントなどの人工の歯でもしっかり噛めるようにすれば、フレイルは防げます。

もちろん、歯がなくならないようにしっかり予防したり、治療して噛めるようにすることが第一です!

 

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