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春野菜を食べよう!
“春眠暁を覚えず”
春になるとなんとなく、うとうと眠くなりませんか?でもそれが、心地よくつい寝過ごしてしまう。
これは実際に身体のリズムと関係かあるようです。
私たちは、寒さから身を守るため、冬の間に脂肪や栄養素を溜め込みます。
肝臓は栄養を貯蔵し、消化液(胆汁)を作り、栄養を代謝し、さらに解毒をしたりと、冬の間、静かにフル回転しています。
その肝臓を休ませるのに必要なのは、
“睡眠” “食べ過ぎない” “ストレスを溜めない”
ことだそうです。
つまり、春になって、やたら眠いなぁと思ったら、肝臓が休みなさいと教えてくれているのです。
そこで登場するのが春野菜です。
春野菜には苦味のある野菜が多いですよね。
この苦味には抗酸化作用があって、肝臓に代わって毒を出してくれるのです。
旬の食材はちゃんと私たちの身体の要求に応えてくれるのです。
自然の摂理って素晴らしいですね。
ところで、子どもの頃は苦いものは嫌いだったのに、大人になると好きになったりしませんか?
これは、大人になると毒をたくさん溜めているので苦味が欲しくなるってことですね〜(笑)
春の苦味の代表といえば、”ふきのとう”
簡単なおつまみをひとつご紹介します。
ココナッツオイル(無香)で炒めたふきのとうを梅醤(うめびしお)とほんの少しのマヨネーズで和えて、セロリの舟に乗せます。
ふきのとうの苦味成分
アルカノイド:肝機能強化、腎濾過機能強化よる有害物質の排出
ケンフェロール:ポリフェノールの一種でミトコンドリアの機能を高め、余分な脂肪を分解し、免疫力アップ、活性酸素の抑制
フキノール酸:これもまたポリフェノールの一種で血中ヒスタミンを低下させる作用があり、咳止めや花粉症予防
梅醤
梅:クエン酸、リンゴ酸など有機酸を豊富に含み、疲労回復、糖代謝を活性化します。
カルシウム、鉄、マグネシウム、亜鉛などミネラルも豊富。
醤:味噌は古来からの素晴らしい発酵食品
鰹節:ナイアシンを多く含み、アミノ酸が豊富
胡麻:ゴマリグナンなど抗酸化物質が豊富
セロリの香り成分
ピラジン(葉に多い):血小板凝集抑制作用があり、血流を良くする効果があり、冷え性の改善、新陳代謝向上
アビオイルやテルペン:鎮静作用、抗不安作用
春野菜に限らず、旬の食材にはその季節に必要な栄養がたくさん含まれています。
そして、もちろんとても美味しいです。