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喫煙と歯周病
こんにちは!歯科衛生士の永井です。
先日、今まで1日に40本吸われていた方で、一度も禁煙について考えた事がないとおっしゃっていた患者さんが
突然「タバコやめました」と…
本当に突然でしたので、やめるの大変ではなかったですか?とお伺いしたところ
こちらの本を読んで禁煙することができたそうです。
吸う必要が無いと気づかされる本という事で
「本当にやめたい」と考えている方には効果があるそうです
何度か喫煙による口腔内への影響をお話しさせて頂いていたので
少しでもやめたいと考え、本を手に取ってみてくれたと思うと嬉しく思いました
煙草は身体に悪いというのは誰でも知っている事ではありますが
お口の中への影響もとても大きいです。
とくに歯周病への影響は大きく、
喫煙している方の歯周病治療にはかなり苦戦を強いられます…!
~喫煙している方の歯周病は気付きにくく治りにくい~
歯周病はもともと自分では気がつきにくい病気ではありますが、唯一初期症状として分かるのが歯肉からの出血です。
喫煙をしていると、ニコチンの血管収縮作用により血流量が減少し、
炎症を起こしている歯肉なのにも関わらず出血が少なくなります。
出血が少ないという事は、歯周病の発症や進行の自覚を遅らせ
気付いた時には重度の歯周病だったという事が多くあります。
また、ニコチン等の有害物質が免疫力に影響を与え、
体のキズを治す力が低下します
けがの回復に必要な血流も不足しますので
治療を行ってもなかなか治らないという事があります
歯周病治療を行う上で、喫煙しているかしていないかというのはとても重要です
治るスピードが明らかに違いますので、当院では問診時に必ず喫煙状況をお伺いしております
もし喫煙をされている方で歯周病を治したいと考えている方は
是非一度禁煙についても検討してみて下さい