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歯周病と糖尿病の関係

こんにちは! 院長の塚原です。

前回、嫌気性菌(酸素が嫌いな菌)が歯周病を進行させるというお話をしましたが、これらの歯周病菌は歯周病だけでなく、糖尿病、心臓病、肺炎、早産、認知症など全身疾患にも影響するのです。

 

今回はその中でも糖尿病との関係についてお話したいと思います。

 

糖尿病は血液中の糖の濃度が高くなり、様々な合併症を起こす病気ですが、血糖値が高い状態が続くと免疫細胞の働きが悪くなり感染症にかかりやすくなります。

歯周病も歯周病菌による感染症なので、糖尿病の人は歯周病の発症率が2.6倍も高くなります。また歯周病の進行も早くなり、重症化もしやくなります。

 

一方、歯周病菌や炎症性物質が歯肉の血管を通して全身に運ばれます。その炎症性物質の中の「TNF-α」はインスリンの働きを妨げることがわかっています。

インスリンは血糖を下げるホルモンですので、歯周病で「TNF-α」が増えてしまうと血糖のコントロールができなくなり、

糖尿病も悪化していきます。

 

 

歯周病を治療することによって、糖尿病の指標のⅠつである「HbA1c」の値も改善されることが多く報告されています。

 

成人の8割が罹患していると言われる歯周病、甘く見ていると思わぬ落とし穴があります。

糖尿病の方も、そうでない方も定期的な歯科医院でのメインテナンスとホームケアでしっかり予防していきましょう。