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歯の変色~様々な原因と対処~

こんにちは。歯科衛生士の永井です。

4月を迎え、新しい出会いが多く、たくさんの人と話したり笑ったりする季節がやって参りましたね。

そんなたくさんの出会いの中、ご自分の歯の色が気になった事はありませんか?

治療した歯の金属の色…

いつの間にかできてしまった、何度磨いても落ちない色…

 

歯の変色には様々な原因があり、対処法も様々です。

いくつかご紹介させて頂きます。

 

<着色>

煙草や、コーヒー・お茶・赤ワイン・カレー等、色の濃い飲食物で付く沈着物です。

特に煙草で付く着色はとても落ちにくく、黒くこびりつく事があります。

歯科医院で行うクリーニングで落とす事が出来ます。

 

<加齢変化>

毎日の歯磨きや歯ぎしり、咀嚼などで、歯の表面のエナメル質が薄くなり、またエナメル質の中にある象牙質の色が加齢と共に濃くなってしまう為、歯の色が黄色くなってしまう事があります。

個人差はありますが、ホワイトニングを行う事で白くする事が出来ます。

 

<治療後の詰め物や被せ物の変色>

虫歯の治療の詰め物には、金属のものや時間がたつにつれて色が変わってしまうものがあります。

色が変わってしまった詰め物は新しく詰め直す事で綺麗にする事ができます。

また、詰め物や被せ物の形状によっては、色の変わりにくい材料や、金属ではない白い被せ物を選んで頂く事も可能です。

 

 

詰め物が古くなり変色してしまった前歯

治療後

 

<虫歯による変色>

虫歯はお口の中の細菌によって歯が溶かされる事をいいます。

溶かされることによって歯の色が白濁(脱灰)し始め、徐々に色が黒くなったり黄色くなります。

白濁の段階では(色が気にならないのであれば)治療の必要はありません。

歯磨きや砂糖の摂り方を見直す事で進行しないようにする事ができます。

 

<神経がない歯>

神経の治療をした歯は時間がたつにつれて灰色や茶色に色が変わっていきます。

色の変わりにくい材料で被せ物をしたり、ホワイトニングで白くする事ができます。


 

 

<先天的な変色>

何らかの原因でエナメル質が形成されなかったり、病気や薬の影響で歯が変色してしまう事もあります。

程度にもよりますが、ホワイトニングやセラミックスの被せ物、ラミネートべニアを行う事で白くする事ができます。

 

 

以上、何点かあげさせて頂きましたが

歯の色が気になる方、自信を持って笑えるよういろいろな治療方法をご提案させて頂けるかと思います。

是非お気軽にご相談ください!

 

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