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歯科を嫌がらないお子様に!歯医者トレーニング

 

お子様にとってなかなか行きたいと思う事が出来ない歯科…

お口の中の健康は全身の健康に大きく関わる為、ぜひ定期的な受診をお勧めしたい所ですが

連れていくのに苦労する保護者の方も多いのではないでしょうか??

 

子どもの頃の嫌な記憶は長期に残ります。

その為、一度歯科が嫌いになってしまうと、大人になっても歯科は

「行きたくない場所」「嫌いな場所」として記憶されてしまいます。

一度でもお子さまが治療に対して嫌なイメージを持ってしまうと、それを消し去ることはとても難しく、

処置がますます困難になっていくという悪循環に陥ってしまうのです。

歯医者を嫌がる子供のイラスト

 

 

☆まずは慣れるところから☆

当院ではお子様が歯科を嫌いにならないよう、

痛みがある等の緊急性の高い治療以外は、無理に治療を行う事はありません。

歯科が苦手なお子様には、だいたい一ヶ月に一度のペースで通って頂き

歯科に慣れるトレーニングを行います。

トレーニングと言っても、何か特別な訓練を行うというわけではなく、

歯科に置いてある器具や機械を触ったりなどして

子どもの好奇心を刺激し、興味を持ってもらうところから始めます。

 

たとえばバキュームという機械。

つばや水を吸い込む機械なのですが、慣れない内にいきなり口元に持っていくと、

音がうるさくて子どもはびっくりしてしまいます。

 

子どもにはまず、「これは口の中のつばやごみを吸い取る掃除機だよ。

お家で使う掃除機と同じで大きな音がするけど、何にも痛くないよ」

と、子どもにバキュームをよく見せながら、まずはスタッフの手や頬をバキュームで吸って見せたりなどします。

それから少しずつ子どもの手にバキュームを持っていき、

「どう、大丈夫でしょう?」と子どもの反応をよく見ながら、

手、ほっぺ、口のまわり、そして口の中へと少しずつ近づけていくのです。

 

一つひとつのことを「話して」「見せて」「行う」という方法を用いることで、

子どもは徐々に歯科という場に慣れて行きます。

 

歯のクリーニングのイラスト「歯科衛生士さんと子供」

 

 

また、「歯医者さんは怖いことをする場所」として覚えてしまわないように

お子様が悪いことをした時や、わがままを言った時など

「歯医者さんに連れて行くよ!」と言って叱らないようにして頂ければと思います。

 

診療中も保護者の方がゆったりと構えておく事で、子どもの緊張を和らげることにつながりますので

「歯科へ行くのは何でもない普通の事」というような気持で見守って頂ければと思います。

 

笑顔で子供を見守る親のイラスト

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