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歯痛がコロナ後増えている!?
虫歯や歯痛はコロナのせい? 広がるお口の不安/NHK NEWSWEB
こんにちは!歯科衛生士の永井です。
「新型コロナウイルスの拡大で歯科への受診が遠のき、虫歯や歯周病が重症化してしまった」
「休校や在宅勤務などで食生活が変化し虫歯ができてしてしまった」
こういったコロナウイルスの影響で起こったお口の問題を、今「コロナ虫歯」と呼ばれているそうです。
お口の中の問題の多くは慢性疾患で初期の段階で自覚症状が出ることはほとんどありません。
痛みが出る頃には状態が悪化してしまっている場合が大変多く、
「受診控え」によって大きな問題になってしまうことがありますので注意が必要です。
●痛み止めが効かないくらいの歯痛が起こる事も
むし歯は見た目には小さな穴に見えても、中で大きく広がっている事が多くあります。
歯科でレントゲン写真を撮って初めてむし歯の大きさがわかるケースがほとんどです。
見た目で判断して放置してしまうと、ある日突然強い痛みが出ることも…
お口の中に異変を感じたらご自身で判断せずに是非歯科への受診をお勧め致します
●治療時に麻酔が効かなくなる
痛みがひどい時というのは炎症が強く起こっている状態です。
組織が酸性に傾いているため、痛みが出てから治療を行うと麻酔の効果が十分に発揮されないことがあります。
もちろんそのような場合でも痛みを極力抑えて治療を行いますが
やはり初期のむし歯と比べて負担のかかる治療となります。
●治療の回数や治療費が増える
状態が悪化してしまったむし歯は一度の通院で治すことができない場合がほとんどです。
神経まで達してしまったむし歯の治療は、状態が悪ければ悪いほど回数がかかります。
他にも、歯をまた噛める状態にするまで沢山の工程が必要になります。
通院回数が増え、その分治療費も増えてしまうのです。
感染を恐れ受診を控えた結果、よけい受診する回数を増やす事になってしまっては元も子もありません。
●歯が長持ちしなくなってしまう
歯は治療を繰り返せば繰り返すほど脆くなり、管理も難しくなります。
特に神経を取った歯は非常に脆いため、硬いものを噛んだ拍子に割れてしまうこともあります。
歯を失う可能性が高くなるため、むし歯は早期発見早期治療が重要になります。
歯科はもともと血液や唾液に曝されることが多く、
新型コロナウイルスの感染経路である飛沫感染と接触感染にはすでに対策が実施されております。
それに加えてスタッフや患者さんの感染症対策の問診や検温なども行なっております。
必要以上に感染を恐れ受診を控えるよりも、必要な歯科診療は受けたほうがメリットは大きいと考えております。
受診を控えるべきかどうか、なかなか判断が難しいと思いますが
不安なことがありましたら、いつでもご相談頂ければと思います。