ブログ

教えて!!ドクターQ&A【Vol.11】

Q.レーザー照射での治療は虫歯治療以外のも適応がありますか?レーザー治療をする際は麻酔はしなくていいのでしょうか?

 

A.レーザー治療は、ある一定の波長の光を組織的に照射し、そのエネルギーを使って治療するものです。歯科で使用されるレーザーは主に4種類あります。それぞれ波長や性質によって治療範囲が異なり、用途によって使い分けられます。

レーザー治療の用途は、虫歯、歯周病、口内炎の治療、粘膜の手術、知覚過敏、歯の根の治療、ホワイトニングの効果増強、歯肉のメラニン色素の除去、疼痛の緩和、創傷治癒の促進など多岐にわたります。その内、保険適用されているのは、虫歯、口内炎、軟組織の手術、歯周病の一部で、保険適用されている機器を使用し、治療内容にも条件があります(それ以外は自費診療となります)。

レーザー治療の特徴としては、疼痛が少なく、無麻酔治療が可能です。処置によっては、麻酔が必要な場合がありますが、通常よりは少なくて済むことがほとんどです。また止血効果が高いため、術後の腫れも少なく、縫合もいらなくなります。

レーザー自体は薬剤を使用しませんので、アレルギーを起こしたりすることはなく、お子様から高齢者、妊婦さんにも安全に使用する事ができますが、光過敏症や光アレルギーのある方は適応外となります。治療範囲や費用は、使用する機器の種類にもよりますので、歯科医院で相談することをお勧めいたします。

Translate »