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子どもの食べる力を育てよう
こんにちは。歯科医師の大森です。
皆さんは、何の食べ物が好きですか?
お寿司、ハンバーグ、カレー、ラーメン、ケーキ…✨
今あなたが思い浮かべたものは、柔らかいものですか?それとも硬いものですか?
人間の食べる(噛む、飲み込む)機能は2歳頃に獲得され、その後も発達していきます。
やわらかい食べ物が増え、顎が小さく変化してきた現代において、この機能が十分に育たないお子さんがたくさんいらっしゃいます。
機能が育たないと、将来歯並びが悪くなったり、呼吸に影響を及ぼす場合があります。
そこで、お子さんの食べる力を育てるための食事のポイントについてお話したいと思います。
①食事中になるべく水分を摂らない
お水やお茶で食事を流しこむ癖を予防しましょう。
食前、食後には十分に水分を摂取してください。
②食材の硬さを残す
適度な硬さが残るように加熱しましょう。
③食材を大きく切る
噛む回数が増えます。一口20回以上噛むようにしましょう。
噛む習慣をつけることで、むし歯や歯周病の予防にもつながります。
具体的には
・ひき肉よりもかたまり肉を選ぶ
・やわらかいコロッケやハンバーグに噛み応えのあるキノコやレンコンを混ぜる
・食物繊維の多い食材を選ぶ(ごぼう、大豆、いんげんなど)
・野菜を繊維に沿って切る
などの工夫が挙げられます。
お子さんと一緒に楽しく食事をしながら、食べる力を育てましょう😊