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かみしめていませんか

皆様こんにちは!歯科衛生士の飯倉です☺

3月は気温が上がったり下がったりで服装選びに迷うことが多く、体調管理が難しいですね。

桜の開花宣言がなされ、あっという間に満開となりました。

 

さて、今回のブログではかみしめについて書いていこうかと思います。

かみしめは歯科用語ではTCH(Tooth Contacting Habit)といい、歯列接触癖のことで、

上下の歯を無意識に接触させてしまう癖のことです。

上下の歯を噛み合わせて力が加わった状態はもちろんですが、接触させているだけでも、歯にとっては大きな負担がかかっていると

言われています。

 

原因として挙げられるのは、パソコンやスマホなどうつむいた状態での操作や、ストレスや緊張が持続することなどが考えられます。

噛み締めた状態が無意識のうちに継続されると、歯が割れる、欠けるといった歯へのトラブルや、顎が開きづらい、カクカクするなど

顎関節に症状が出たりします。

又、知覚過敏や頭痛、肩こりといった頭部周辺の違和感を引き起こすこともあります。

 

 

 

TCHは癖なので無意識にしてしまっていることが多く、対処するのが難しいのですが、日々の生活の中で、上下の歯を合わせる癖をやめようと意識することがとても大切です。

家の中や自分の持ち物など、毎日目にするものに、【噛み締めない】とメモを貼るなど、無意識にしているからこそ、日々思い出せるようにする工夫も大事かと思います。

口は何もしていない安静時は上下の歯は数ミリ開いた状態で、舌を上あごに付け、口唇は閉じているのが正解です。

普段からこの定位置を意識して生活してみましょう。