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歯を守るってこういうこと。海外で気づいた予防の大切さ
こんにちは🌸
歯科医師の本行です!
最近は少しずつ暑くなってきましたね。
みなさん体調など崩されていませんか?
実は先日オーストラリアに行ってきました✈
旅行中、ふと「オーストラリアでは歯科ってどんな感じなんだろう?」と気になって、いろいろ調べてみたのですが…
日本とはまったく違う事がたくさんあり驚きました😲
今回はそんな海外の歯科事情、特に「予防歯科」についてご紹介したいと思います。
ずばり、テーマは“歯を治す”から“歯を守る”へ。
私たちにも取り入れられるヒントをお話していきます🦷✨
オーストラリアの歯科事情でまず驚いたのが「治療費の高さ」です。
現地の人からは「むし歯の治療に何万もかかるから、そもそもむし歯にならないように気を付けてるの!」という話も聞きました。
実際、調べてみるとオーストラリアでは歯を“治す”より“守る”ことが当たり前のようです。
その一例として、水道水にフッ素が添加されている地域も多く、日常的にむし歯予防ができる仕組みになっていて驚きました。
また、薬局をのぞいてみると、なんと被せ物が取れた時に自分で付け直せるような専用のセメントが売られていたんです😲
日本では歯科医院でしかできない処置というイメージがあるので最初はびっくりしました。
それだけ「お口の健康は自分で守る」という意識が根付いているのかもしれませんね。
ここまで読んで「オーストラリアすごいな」と思った方もいるかもしれません。
でも実は、日本でもちょっとした意識の変化や毎日の習慣でしっかり歯を守ることができるんです🦷✨
1.歯ブラシだけじゃなくてフロスや歯間ブラシを使う
日本ではまだまだ「フロス=特別な道具」と思われがちですが、オーストラリアでは小学生でもフロスを使うのが当たり前。歯と歯の間はむし歯や歯周病ができやすいところなので1日1回夜のフロス習慣をつけるだけでも予防効果は上がります!
2.甘いものは時間と頻度に注意
ちょこちょこ食べたりだらだら飲みはお口の中が酸性になり続けてしまうため、むし歯リスクが高くなります。おやつの時間を決めて、食べたらすぐ歯を磨くorお水でゆすぐだけでもOK!
3.定期的に歯科医院でクリーニングを
「歯が痛くなってから行く」のではなく、痛くなる前に通うのが予防歯科の第一歩。
オーストラリアでは健常者であっても半年に1回は検診、クリーニングを受けることが一般的のようです。
チェックやクリーニングを受けることでむし歯や歯周病の早期発見にもつながります。
4.お子さんのフッ素ケアを習慣に
フッ素はむし歯を予防する働きがあります。お家でフッ素入りの歯磨き粉やフッ素洗口剤を使用することはとても効果的です。
特に子どもの歯はむし歯になりやすいので、小さいころからのケアが将来の歯を守ることに繋がります。
オーストラリアで感じたのはみんな自分の歯をとても大切にしているということ。
それは治療費が高いからだけではなく、一生自分の歯で食べたいという思いが根付いているからかもしれません。
日本でもちょっとした習慣でお口の健康は守れます!今回のお話が皆さんの予防のヒントになれば嬉しいです😊