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教えて!!ドクターQ&A【Vol.36】

Q. 歯みがき時に出血があり、歯ぐきの赤みや腫れ、口の中のネバつきも気になったので受診したところ、歯肉炎と言われました。歯周病との違いはなんですか。予防法はありますか。

A:歯周病とは歯を支えている組織に炎症が起こる病気で、歯肉炎と歯周炎があります。歯肉炎は歯ぐき(歯肉)にのみ炎症が起きている初期段階です。
歯垢(プラーク、細菌の塊)が原因で歯ぐきの赤みや腫れ、出血がみられます。この段階であれば、適切な歯磨きやバランスの取れた食事など生活習慣を見直すことで健康な状態へ戻すことが可能です。

一方、歯周炎は歯肉炎が進行し、炎症が歯を支える骨(歯槽骨)や歯根膜にまで及んだ状態です。歯肉炎の症状に加え、歯周ポケットが深くなり、歯槽骨が溶け始め、進行すると歯がぐらついてきます。一度破壊された骨は自然に元に戻ることはありません。深い歯石の除去や外科的な処置など専門的な治療が必要になります。予防法は歯肉炎と同じですが、喫煙や歯並びの悪さ、詰め物や被せ物が不適合な状態であるとプラークが溜まりやすくなりますので、お口の中を歯磨きしやすい環境に整えることも大切です。
歯周病(歯肉炎・歯周炎)は自覚症状がなく進行することが多く、糖尿病、心臓病など重大な全身の病気とも関連していますので定期的に歯科医院で検診することをお勧めいたします。