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教えて!!ドクターQ&A【Vol.19】

Q.口を開けると音がするので病院に行ったところ、顎関節症と言われました。どのような治療をするのでしょうか。

 

A.顎関節症の主な症状に痛み、音、運動障害(口が開かない)があります。

顎の音に対する治療は、関節を動かした摩擦音のため、疼痛や機能障害がなければ、原則行ないません。しかし、口を開けたときにひっかかって開かなくなる場合やすでに口が開かない場合には、開口や咀嚼に障害が生じるために治療が必要になります。

その場合は音の治療というより痛みや開口障害の治療となります。

治療法は、運動療法とオクルーザルアプライアンス(マウスピース)療法が主体となります。時に痛みが強くて口が開かない場合には、局所麻酔剤を関節腔に注射して開口させることもあります。その場合も術後に運動療法やオクルーザルアプライアンス治療が必要となります。診断が重要ですので、専門医の歯科医院で相談されることをお勧めいたします。

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