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スポドリ要注意
皆様こんにちは!
子供たちの夏休みが早く終わって欲しいと強く願っている歯科衛生士の飯倉です。
何が一番大変かというと、私の場合は断トツでお昼ご飯の準備をしなければいけないことです。
学校の給食は栄養バランスも申し分なく本当にありがたいです。
夏休みの間、毎日昼食の準備をしている親御様の皆様、本当にお疲れさまです。
あと少し頑張りましょう!
さてさて今回はスポーツドリンクについて書きたいと思います。
夏の暑い間、スポーツドリンクをよく飲む方も多いのではないでしょうか?
なんとなくジュースよりは体にいいのでは?と思って選ぶ方もいるかもしれません。
汗と共に塩分やミネラルも体内から排出される為、熱中症予防の観点でみるとスポーツドリンクは汗をかきやすい今の時期や運動中の水分補給に適した飲み物だといえると思います。
我が家の子供が通う学校も何年か前から、5月から10月の期間限定で水筒の中身を水、お茶に加えスポーツドリンクも許可されるようになりました。
この通知のお手紙を子供から受け取った時、私は内心複雑な心境でした。
なぜなら、この酷暑の中、熱中症対策がとても大事であることはもちろん理解出来るのですが、歯科の観点でみると、日常の水分補給がスポーツドリンクに置き換わると、虫歯の発生率が急激に高まる恐れがあるからです。
普段私たちのお口の中は中性に保たれています。
何かものを食べると、お口の中は酸性に傾きます。
酸性になると歯は溶け出すのですが、唾液が中和してくれる為、大体2~3時間ほどかけてお口の中は酸性から中性に戻ります。
その際歯は溶けて(脱灰)と修復(再石灰化)を繰り返しています。
しかし2~3時間たつ前に又何かを食べたらお口の中は酸性の状態が長く続くことになり、脱灰が進み、虫歯になる可能性が高まるのです。
スポーツドリンクを喉が渇くたびに頻繁に口にすると、お口の中はずっと酸性で歯が溶け続けていることになります。
スポーツドリンクを飲む際の注意点としては、飲む時は飲んで時間をあける、また飲んだあとにお口の中に出来るだけ糖分を残さないようにうがいが出来るようであればうがいをしたり、お茶を飲んだりするのも有効かと思います。
歯の健康を保ちつつ、熱中症対策も出来るといいですね。